40代女性「出産後10年経っても骨盤がガクガクする」改善例

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今回は、「出産後10年経っても骨盤がガクガクする」改善事例です。

ご来院者様

神戸市垂水区 40代女性 主婦

症状

 HPを見てご来院。出産歴2回(13年前と10年前)。

2回目の出産以降ずっと骨盤周り(仙骨~恥骨)の痛みに悩まされている。

「なんかずっと仙腸関節がガクガクしてる感じなんです」とのこと。

他にも

  • 朝起き上がりにくい
  • 長時間座るとしんどくなる
  • くしゃみをすると恥骨がバキッという
  • 背中をさすると痛い
  • 屈伸すると膝が痛い

などの症状がある。

整形外科での受診で「仙腸関節弛緩症」と診断された。

 

 

来院してから当院での施術方法

  • 背骨の矯正
  • 頭蓋骨矯正
  • 足首矯正
  • 骨盤を締める矯正
  • 股関節矯正
  • 腸腰筋調整
  • 子宮調整

施術内容と経過

初回〜3回目

 

骨盤周りだけでなく、膝の痛みや首、肩のコリなど痛みの訴えが広範囲にわたるため、まずは全身のバランスを矯正しコンディションのベースアップを図る。

3回目のご来院で「かなり良くなってきました!」というお声をいただくが、鼠径部の違和感が気になるとのこと。股関節の屈曲検査では内側に捻じれる内旋への歪みがあったので矯正。

4回目〜6回目

起き上がる時と立ち上がる動作で鼠径部がピリッとする時がある。骨盤を締める矯正を行うと立ち上がり動作が改善される。

股関節の矯正を行うと、仙骨が軽くなる。

6回目に「何回か痛くなり、腰を伸ばせない時がありました」とのこと。腰を伸ばす時に影響が強い腸腰筋を調整し動作の促進を図る。

 

9回目〜12回目

状態が安定してきて痛みの訴えが少なくなってきて、もう一つのお悩みである「お尻が大きいので小さくしたい」に対応すべく骨盤矯正コースに移行。

「仰向けに寝るのがすごく楽になりました」というお声をいただく。

その後痛みが出る頻度がかなり少なくなり、12回目には「ジーンズがはきやすくなりました!」とのお声をいただく。

同時に施術した症状

・ヒザ痛

・肩こり

・首の痛み

考察

出産後10年間ずっと仙腸関節の痛みに悩まされていた今回の事例。

出産後骨盤を締めておかなければ、ここまで長引いてしまうというモデルケースになった。

出産後骨盤が開くと、ネジの役割をしている仙腸関節が緩み骨盤周辺に不安定さが生じる。

この不安定さを「グラグラ」「ガクガク」と表現される場合が多いが、骨盤が不安定になると隣接する股関節動作に支障が出やすくなる。

まだ土台の骨盤構造が崩れて長期に渡るため、上に乗る背骨の歪みにもつながり、肩こりなど上半身の不調にもつながっていた。

痛みが広範囲だったため、全体的なバランスを整えていくことから始めていったが、骨盤を締める矯正を中心に行うと、改善スピードが上がっていったので、改めて主原因が骨盤の緩みにあったことを実感した。

出産後自然回復と放置されている方も多いが、中にはこういった10年以上も影響に苦しむ方もおられるので、産後の骨盤ケアの重要性を認識していただきたい。

この記事の作成者

川崎 省吾(かわさき しょうご)

兵庫県明石市の整体院「朝霧整体院」院長

JCM認定カイロプラクター 施術歴19年(令和2年現在)

「お一人と向き合う整体院」をコンセプトに平成16年開業。

身体の歪みを徹底的に矯正する方法で、健康や美容面において寄与している。

昭和51年3月29日生 兵庫県明石市出身

血液型B型 辰年

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朝霧整体院