60代男性 「膝が痛くて杖がないと歩けない」症例

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今回は、「膝の痛みで杖がないと歩けない」という膝の痛みのご来院者様が、付き添も杖もなく歩けるようになった事例です。

ご来院者様

神戸市垂水区 60代男性

症状

娘さんのご紹介でご来院。

左右の膝の痛み。左側の膝は5日前に発症。右の膝は5年前からずっと痛い。

階段からドンッ!と着地した際に痛みが起きる。膝蓋骨の下の内側に痛みがあり、びっこを引き杖をついて小さな歩幅でしか歩けない。

当日は奥様に付き添われてのご来院となった。

来院してから当院での施術方法

  • 背骨や骨盤の歪み矯正
  • 足首、膝関節、股関節のアライメント調整
  • 膝関節周辺の筋膜調整

経過と考察

初回

ご来院されたメインの訴えは左膝の痛みだったが、右膝にも痛みを抱えておられ、右膝は5年前より痛みが続いている。

今回は階段を下りるときにドンッ!と着地したのがきっかけとのことで、「左膝の痛みは初めて」と話されていたが、右膝をかばい続けて負担がかかっていたところに左膝の痛みが発症したと推察。

患部は主に膝蓋骨(お皿)の内側、「鵞足部」にあたる。

初回はとにかく可動域制限が強いため、主に患部である膝関節内側の縫工筋や内側広筋の緊張緩和に重点を置き、筋膜リリースを行う。

施術後は「少し痛みが楽になりました」とホッとしたご様子。

 

 

2〜3回目

2~3回目のご来院時は痛む場所が初回時と異なり、膝蓋骨下の局所痛になっていた。膝蓋骨の動きが悪いため、負荷がかかっていると推察される。

ポイントである膝蓋骨支帯の調整を行う。

膝の伸展時痛みがあるので、大腿骨と脛骨の軸を修正し、伸展運動を促進させる。つのののの

4〜5回目

4~5回目で再び痛みが膝の内側に移ってきたので、内側広筋を重点に置き、大腿四頭筋の筋膜リリースを行う。

リリース後は内側の痛みがなくなり、膝の屈曲伸展動作もスムーズになる。

「ちょっと歩きやすくなってきました」というお声をいただく。

 

7〜8回目

7〜8回目のご来院で、膝の屈曲動作の改善と大腿四頭筋の拘縮緩和、下肢全体のアライメント調整を行う。

日常の歩行で杖を手放すことができ、「もう少しで正座ができそうです」というお声をいただいたので、月2回のメンテナンスに移行。

もともと右の膝関節に痛みが長期にわたってあったため、左の膝にも負荷がかかっており、ご来院時には関節拘縮で膝が伸びづらい状態となっていた。

患部の局所痛はかなり軽減することができたので、関節拘縮を起こしている軟部組織の緩和や、関節を広げていくことによって関節運動の促進をメンテナンスで行っていく。

 

 

この記事の作成者

川崎 省吾(かわさき しょうご)

兵庫県明石市の整体院「朝霧整体院」院長

JCM認定カイロプラクター 施術歴19年(令和2年現在)

「お一人と向き合う整体院」をコンセプトに平成16年開業。

身体の歪みを徹底的に矯正する方法で、健康や美容面において寄与している。

昭和51年3月29日生 兵庫県明石市出身

血液型B型 辰年

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朝霧整体院